V O I C E O F S E T T L E Rセンパイ移住者

地方移住の決め手は「子育て」

東京にこだわって上京してきた我々も、都会生活を楽しむ一方で、子どもを授かった頃からもっとのびのびと子育てがしたいと思い、地方移住を考え始めました。子どもが走り回るようになり、｢静かにしなさい！｣と注意し、日々周りに気を遣う環境の中で、家族がゆったりと過ごせる家を構えたい思いが強くなったこと。また東京で震災を経験したことで、自然災害が少ない場所に住みたいという気持ちが強くなったことが背景にありました。真実さんの地元・静岡県も考えましたが、より温暖な気候の知己さんの地元・高松に移住先を決めました。｢仕事を辞めて友人もいない土地に引っ越すのは不安だったけれど、子どもにより良い環境をと考えての一大決心です｣

親も子どももゆったり暮らせる高松ライフ

高松に来てからは木のぼりに川遊びと自然の中を思いきり駆け回っています。休日には庭でBBQをしたりプールを広げたりしています。大人は生活スタイルの変化に少し戸惑いもあったけど、子どもたちが慣れるのはあっという間！今ではすっかり讃岐弁を話していますよ。真実さんは｢雨が少なくて晴れの日が多いことに日々驚いています。実は静岡に暮らす両親も私たちの高松での暮らしぶりを知るにつれて高松移住を考え始めているんですよ｣

焦らずゆっくり、自分らしさが大切

｢生活するにあたって、一番に考えるのが転職(仕事)ですが、リモートが注目を浴びる前の移住でしたが私も転職先で東京からの仕事を引き続き受けています。今はいろんな仕事のやり方があるので、きっと良い方法が見つかると思います｣と知己さん。
移住して数ヶ月は不安を抱えていた真実さん。｢夫は仕事、子どもは保育園があるけれど、私にはコミュニティがなくて……｣やがて子どもを通してママ友ができ、仕事を通して交友関係も広がってきました。｢焦らずゆっくりとなじんでいけばいいのかなと思っています｣